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庭園に風格と重厚さと日本人の心を融和させる三波石。日本庭園には欠かすことのできない素材です。
三波石
<三波石の由来>

"三波石"という名前は、名勝三波石峡に架かる登仙橋に最も近いところに並ぶ三つの名石(一番石・二番石・三番石)が波の形をしており、これから三波という名を生じた説がもっとも有力です。この説とは別に、三波川という河川の名前から来ているという説もあります。
<三波川結晶片岩>

学名を「三波石変成岩」という三波石は、鉱物が地下深くで高い圧力や熱の働きによって再結晶し、一定方向に配列しているため「三波川結晶片岩」とも呼ばれています。
この変成岩は、日本の国土を縦断する中央構造線に沿ってその南側に細く長く分布しています。原石は南に分布する秩父古成層と考えられ、鬼石町三波川のものが最初に研究されたので「三波川結晶片岩」と名付けられました。色や含まれる鉱物組織などから緑色片岩・黒色片岩と呼ばれ、変成鉱物の緑泥石・石墨・白雲母などによって線状の脈理が発達しています。
<三波石の特徴>

全国に銘石として知られる"三波石"は青色の結晶片岩で真緑色に冴え味があり、永年を経ても色が褪せないという点で日本庭園には欠かすことのできない鉱石との評価をいただいております。
高度・石理の点でも優れ、形のよいものは景石・石橋・飾り石や飛び石・組石などに用いられ、枯山水の鏡石などに利用されることも多くあります。
これらは加工を施すことはなく、片固となったものや青砂として採取された石は、打水したときに特に色調が美しく現れるので玉石として珍重されています。
<三波石の用途>

三波石は硬く光沢のある石質を生かして建築や造園に多く用いられています。
住宅の玄関前・軒内・中庭に、また、茶庭や園亭などには沓脱石・土台石・束石・柱石・桂石・界石・標石として用いられます。
造園では園路構造に飛び石・敷石・短冊石・延段石・縁石など、地表構造には水鉢・橋石・鏡石・柱体などに多く用いられます。
そのほか飾り石・景石・石灯籠・板碑・碑台・腰掛石・石鉢などとして単石でも飾られます。
  
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庭石

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